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独立行政法人 勤労者退職金共済機構勤労者財産形成事業本部

マイホームの夢、財形融資でかなえました!「財形持家転貸融資」について、ご利用者にインタビューを実施しました。

ご利用実例集

ご利用実例集1

リフォームでも住宅購入と同じ
低金利の財形融資のおかげで
理想の住まいが完成しました

  • 東京都Yさん(36歳システム開発会社勤務)
  • お住まい/一戸建て
  • 家族構成/ご本人、奥様、ご両親、お子様2人

お子様の入学までに戸建て住宅購入を計画

東京都世田谷区の静かな住宅街に、Yさんご一家と奥様のご両親が暮らす二世帯住宅があります。
かつては奥様のご両親と祖父母様との二世帯住宅でしたが、祖父母様が他界された後はご両親だけのお住まいになっていました。
Yさんは、結婚後に川崎市内の賃貸マンションにお住まいになっていましたが、「上の娘さんが小学校に入る前までに戸建て住宅を購入しよう」と数年前から計画して動き始めます。
Yさんが「お子様の入学前に戸建て住宅を」とこだわったのは、ご自身の体験が大きいそうです。
「父が転勤族で集合住宅での暮らしが長く、大学生活でもマンション住まいでしたから、戸建て住宅への憧れがありました。また、転校も多く、それまでの学校の友人との別れと、次の学校での人間関係の構築が子ども心に辛かったです。ですから、上の子が小学校に入学するまでに家を購入することを目標に逆算して家探しを始めたのです」

二世帯住宅のリフォームを決断

Yさんは当初、中古物件を中心にさまざまな住宅メーカーや不動産屋をまわって探しましたが、土地の広さや場所、価格など条件に合う物件になかなか巡り合うことができずにいました。そんなある日、奥様のご両親から「今の住宅をリフォームして一緒に住んだらどうか」と提案があります。
玄関など元の二世帯住宅の構造を維持しながら内装や間取りをリフォームすることで、家を購入する場合に比べて費用をかなり抑えることができます。こうしてYさんはリフォームへの決心を固めました。

入社後、一般財形貯蓄を始める

システム開発会社に勤務されるYさんは、入社後の社内研修や社員寮で行われた保険会社による説明会で一般財形貯蓄について知ります。
実は、「お金があればあるだけ使ってしまうタイプ」とご自身で言うYさんだけに、使用目的を問わず、自分の生活バランスをもとに決めた金額を給与から天引きして積み立てられる一般財形はありがたかったと言います。
「高額を貯蓄に回すと自由に使えるお金が少なくなり、かといって、少額だと貯蓄している実感が乏しくなるので、当初は無理のない範囲で月2万円、ボーナス時に3万円、年間で30万円を積み立てることにしました。一般財形をしていて良かったと思ったのは結婚式を挙げるときです。もし、財形で貯蓄していなかったら、結婚式が挙げられなかったかもしれません(笑)」
結婚式に限らず、旅行やマイカーの購入、お子様の教育資金など、幅広い用途に自由に使える万能型の貯蓄が一般財形なのです。

社内研修で財形持家転貸融資について知る

Yさんが入社して3年目のときに、人生設計における金融や保険などの一般的な資産管理についての知識を学ぶ、その名も“ライフデザイン研修”という社員向けの企業内セミナーがありました。
その研修で、「入社時に同期たちが加入したから」という漠然とした理由で始めた財形貯蓄についてもYさんは詳しく学びます。
「用途は限られますが、550万円まで利子非課税の特典が受けられる住宅財形や年金財形といった一般財形とは異なるタイプの財形貯蓄があること、また、財形貯蓄を行っている勤労者が利用できる住宅ローンとして「財形持家転貸融資」という制度があることも知りました」
財形融資は、一般財形、住宅財形、年金財形のいずれかの財形貯蓄を1年以上継続して積立てを行い、それら貯蓄残高の合計が50万円以上あれば利用できます。借り入れは財形貯蓄残高の合計額の10倍(最大4,000万円)まで可能です。
そこで、Yさんは将来の財形融資の利用を見据え、貯蓄残高を増やすため毎月の積立額を徐々に増やしていきます。
「研修を受けたときは、まだ家庭を持っていませんでしたが、やがて結婚し家を購入することを考えると、それまでの一般財形だけでは心許なく思えてきて住宅財形も始めることにしました。始めは月1万円、途中から月3万円と増額していくことにしたんです」

他の金融機関と比較検討し、財形融資を利用

奥様のご両親が住む二世帯住宅をリフォームすることに決めたYさんは、資金計画を立てる上で、改めて他の金融機関と金利等の借入条件を比較し、財形融資の利用を決めます。
「決め手の一つは、金利面での優遇措置です。研修で配られた資料の中に「子育て勤労者支援貸付金利引下げ特例措置」のパンフレットがあり、18才以下の子供を扶養する勤労者を対象に当初5年間の貸付金利がさらに0.2%引き下げられることを知りました。低金利で融資が受けられたので、月々の返済額を低く抑えることができ、気持ちにゆとりが生まれました」
財形融資の場合、リフォームでも住宅購入と同じ金利で融資が受けられる事も大きな魅力です。財形融資が公的ローンであり、安心感があった事もYさんの背中を押しました。
また、今回、借入の窓口となった福利厚生会社、財形住宅金融(株)の担当者の丁寧な対応も、Yさんにとって心強く感じられました。
「月々の返済額のシミュレーションや申込時に決定する金利の動向など、的確なアドバイスを数多くいただきました。借り手と同じ視点で相談にのってくださったのは嬉しかったです」
こうしてYさんは、20年の借入期間で2,000万円のローンを組みました。月々の返済額は約9万円です。

将来の備えとして続ける一般財形

完成した新居には、Yさんこだわりの床材を使用したリビングダイニングルームが広がります。床暖房を設置したので、冬でもお子様達は元気に素足で遊んでいます。また、リビングの白壁にプロジェクターを投影し、ホームシアターを楽しめるようになりました。
「子供部屋やリビングが一間ですが、壁で仕切れる設計にしています。女の子と男の子ですから、やがて、それぞれの部屋が必要になると思います。リビングを仕切って自分の書斎にできればとも考えています。財形融資は一般財形でも積立金額に応じて融資を受けられますし、今後は、修繕積立のような感覚で一般財形を続けていきたいです」
家族の成長とともにYさんが描く夢は、さらに大きく広がっていきます。