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出典元:国土交通省「令和元年度住宅市場動向調査」
日本人の持ち家率は約6割にのぼり、過半数の世帯が住宅を所有しているといえます。
マイホームは人生最大の買い物です。自己資金の平均は分譲住宅購入の場合、約1000万円ともなり、早くからの準備が必要となります。頭金の額が多ければ、月々の負担だけでなく総支払額も軽減させることができます。そのためには効率よく資金を育てる知恵も必要です。
使用目的を住宅に絞った「住宅財形」ならば、「年金財形」との合計550万円まで利子等非課税の特典がある点が有利になります。
財形貯蓄利用者には、長期・低利の住宅ローン「財形持家転貸融資」が利用できることも、お忘れなく。
住宅の種類と購入者・購入価格等の平均

出典元:国土交通省「令和元年度住宅市場動向調査」
マイホームを購入する人の平均的なイメージを、分譲住宅の購入者を例にとって見てみると、住宅購入時の平均年齢は38.6歳で、3~4人の家族で暮らす世帯年収年収700 万円に近い世帯ということになります。
購入金額は平均約3850万円で、その26.5%にあたる約1020万円を自己資金でまかなっています。このデータにならって、まずは38歳までに1000万円を目標に、貯蓄計画を立ててみましょう。大卒入社の方が入社時から始めれば、積立期間は16年ということになります。
貯蓄シミュレーション
就職してから16年間で、
住宅購入の頭金1,000万円を貯めるには?
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試算① 毎月5万3千円を16年積み立てる 住宅財形を利用
毎月53,000円×12カ月×16年間=1,017万6000円
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試算② 毎月2万5千円+ボーナス時20万円を16年積み立てる 住宅財形を利用
【毎月積み立て】
毎月25,000円×12カ月×16年間=480万円(財形住宅非課税枠内の積立て)【ボーナス積み立て】
ボーナス200,000円×年2回×16年間=640万円16年間の積立合計額1,120万円
マイホーム取得には数千万円というお金が必要となるため、一般的に、自己資金と住宅ローンを組み合わせて購入します。住宅ローンを抱える世帯は、分譲住宅の購入者で69.3%。年間支払額は約120万円で、月々10万円を返済しています。
自己資金が多いほど、ローン返済の負担は少なくなります。ちょうど子どもの教育費や老後の準備を考え始める時期と重なりますから、頭金はできるだけ多く準備できるよう利子等非課税の特典がある「住宅財形」で効率よく資金を積み立て、少しでも有利な住宅ローンを選びたいものです。
住宅財形に限らず財形貯蓄を行っている方には、金利面でたいへん優れた住宅ローン「財形持家転貸融資」がご利用いただけます。ぜひご検討ください。
リフォーム資金にも使える
財形持家転貸融資
コロナ禍でリフォーム需要が増えています。
テレワークをはじめてみると、住宅の中で集中できる環境を確保することが難しいケースが多く、書斎を作るなど新しい生活様式に適応するためのリフォームをされる方が増えています。
また、家族構成が変わった、同居する親のためにバリアフリーにしたいなどの事情でリフォームを行う方もいるでしょう。財形持家転貸融資では、リフォームの場合も、住宅取得時と同じ利率で融資を受けられます。ぜひご検討ください。